ニコン巻きの応用「メモグラ巻き」

カメラストラップ取り付け方法でサルカン(アジャスター)とコキを使用してテープを固定する、ニコンが古くから推奨している「ニコン巻き」プロ巻き・報道結び)を、更にカメラ部(三角カン部)に二重に通すことで、よりタイトにフィットさせる巻き方としてメモグラが推奨している接続方法「メモグラ巻き」のご紹介です。

方法は簡単で、ニコン巻きのテープ先端部を更にもう一回カメラ接続部に通し、コキにももう一回通すだけ

ジェットグライドストラップ(12mmテープ接続)に採用したナイロンテープの幅は、多くのストラップに採用されている幅約10mmの物より少しだけ広いので、金属部分との遊び(ガタツキ)が無く「擦れ」が少ないのが売りですが、メモグラ巻きにすることで更にガタツキが無くなりテープの劣化を誘発しません。

テープ素材も一般的なストラップに採用されているポリプロピレンではなく、より耐擦過性のあるナイロン製を採用しているので、それだけでも経年劣化による破断リスクは少ないのですが、金属と触れる部分を二重にすることで更に安心です。

ポリプロピレン素材は強度を増すために厚手であり、このように二重に通すことはできません。
ナイロンテープだからこそ可能なになった強固な2重巻きは、
・テープが緩まない。
・長すぎるテープを切断する必要が無い
・がたつかない
・テープのあまりがブラブラしないのでスッキリ
と、ガシガシ写真を楽しむ人にとって究極のストラップ接続方法です。

カメラアクセサリーが撮影のストレスになっては本末転倒ですからね。

※本使用方法による機材の落下・破損、その他の二次的な損害が発生した場合でも弊社は一切の責任を負いかねますので、予めご了承下さい※

記事:星野俊光